紙町銅版画工房さんかです。今度、9/21(金)〜10/2(火)10:30〜18:30(最終日16:00まで)、shop+spaceひめくりで開催される「森のてつびん屋 鉄瓶工房 髙橋 作品展」のDMを作成した、という話です。これ銅版画だったんですね、写真かと思っていました。
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【「鉄瓶のある暮らし」DM】
案内ハガキのためのイラストを担当しました。
実を言いますと、「消しゴムはんこで」とお話をいただいたのですが、既に大益さんの鉄瓶は、何個か消しゴムはんこで作っているし、鉄瓶の質感を銅版画で表現したら面白いかもしれないという思いに捉われて、今回は銅版画で原稿を作ってみることにしました。
銅版画制作のプロセスとしては、
①ハードグランドエッチングの点描で鉄瓶の立体感を描き、まわりにハッカクや乾燥したヒヨドリジョウゴ(?)を配置。
②ソフトグランドで敷物部分のマチエールを作る。
③鉄瓶全体を濃い目のアクアチントで真っ黒にする。
④アクアチントを磨き出して、立体感とマチエールを表現する。
以上のような工程で制作しました。
だいたいイメージ通りの質感が得られたと思ったのですが、周りの反応としては「写真のようだ」「ホントに銅版画なの?」「質感出過ぎ」などの声をいただき、なかなかに難しいものだと思っております。
さて、肝心の髙橋大益さんの作品展の詳細は以下の通りです。20種類以上の鉄瓶が並ぶようですよ。楽しみですね。
ぜひ、実物を見にお出かけになって下さい。
紙町銅版画工房
岩渕俊彦
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鉄瓶のある暮らし
森のてつびん屋
鉄瓶工房 髙橋 作品展
9/21(金)〜10/2(火)
10:30〜18:30(最終日16:00まで)
shop+spaceひめくり
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